見学への持ち物
〜ビニール袋は役に立つ〜
受験生と保護者が文化祭を見学する際に、あったら便利なものです。
@ ビニール袋とスリッパ
都内の一部の学校は靴を履いたまま校舎に入るので、上履きは不要ですが、多くの学校ではスリッパに履き替えて見学します。
ほとんどの学校は、スリッパとビニール袋を貸してくれます。ただし、ビニール袋はコンビニで買い物をした時入れてくれるような手に提げる形になっていないものや、小さくてくつを入れにくいものが配られる可能性があります。だから、少し大きめで、手に下げられるビニール袋(または紙袋)を持っていくと良いでしょう。スリッパが用意されている学校でも、運が悪ければ、来場者が多い時間帯はスリッパが不足したり、薄っぺらで足が痛くなるスリッパだったりします。こんな時、スリッパを持っていくと便利です。
A小銭
文化祭に行くのにバスを利用するなら、小銭が必要となります。文化祭の中の模擬店で飲み物を買う時に、釣り銭が用意されていないことが結構あります。だから、100円玉を余分に用意しておくと良いでしょう。
B折りたたみ傘
文化祭の時期は、急に雨が降ることがあります。郊外の学校では傘を売っている店も少なく、もともと台数が少ないのでタクシーもなかなか呼べません。折りたたみ傘をカバンの中に入れておいて、駅まで歩く覚悟が必要になります。
C地図
大勢の来客がある有名校なら、駅から降りたら行列についていければ到着するので、地図は不要です。有名校でない場合と、大半の人はJR利用だが自宅からだと離れた私鉄の駅から歩くときは、地図があると便利です。学研の「中学・高校入試 学校説明会」(780円+税)は、私立中高なら駅からの地図も載っていて便利です。受験生と保護者が志望校を見に行くのですから、駅から学校までの通学路の環境もチェックしましょう。
D生徒手帳
入場制限のある高校に入れてもらいたい中学生なら、前もって問い合わせるのが最善ですが、当日イキナリでも入れてくれることが結構あります。そのときに生徒手帳を持っていくと入れてもらいやすくなります。
※ カメラは不要?
一部の女子高では、入場券は不要でも、写真・ビデオの撮影が禁止または制限されています。慶応女子、桐朋女子、女子学院、雙葉など、有名校にも撮影規制がある学校が目立ちます。
規制がある学校では、規制に従うのが当然です。受験生でルールを破ると、入試で何か不利になるような気がして不安に思えてしまいます。初めから、カメラを持っていかない方が無難でしょう。携帯電話にカメラ機能がついた機種もありますので、誤解を招かないようにしたいものです。
撮影禁止になった理由の一つは、雑誌対策があります。4年ほど前に、ある雑誌に某女子校の文化祭が昨年の文化祭の写真入りで取り上げられたため、客層が大きく変わり、ガラの悪い男だらけになってしまったことがあります。写真がなければ記事にしにくいので、厳しく撮影を禁止しているのです。


