見学の時間帯
〜10時から14時なら確実〜
 


開始時刻

 日曜開催の学校では原則9時開始ですが、開会式などで9:30あるいは10:00開始になることもあります。99%の学校で、10時には公開が始まります。
 土日開催の土曜日などの公開初日は、午後(たとえば一時)から公開の高校も多数あります。変わったところでは、青山学院は「日曜は教会に行ってから来てね」ということらしく、午後から公開が始まったりします。

終了時間
 基本は午後3時と思えばよいでしょう。
千葉や神奈川の盛り上がっていない県立高校を中心に、片付けの時間を十分に確保するため午後2時で終了する高校もあります。
 都内の高校は午後4時過ぎまで公開している高校も目立ちます。

 では、何時ごろ見に行けばよいのでしょうか。一言で言えば、こうです。
その学校の実態を知りたいなら、午後2時が無難。生徒に良い印象を持ってもらうなら、10時30分から11時がベスト

 保護者や生徒が、その学校の実態を良く知りたいなら、出来る限り遅い時間が適しています。午後3時までの学校なら2時ごろ行けば十分わかります。
 終了間際だと、生徒が見たいと思っていた団体を見終わって、特にすることがない時間帯になります。そのときの生徒の姿を見ると、その高校の様子がわかるでしょう。
 また、その学校の生徒と仲の良い他校生は、午後2時ごろ来て文化祭を軽く回ってその後一緒に帰るパターンが目立ちます。男子校なら、付き合っている彼女は、午前中でなく午後に来て、校門の前や近くの喫茶店で1時間程度時間をつぶして、その後一緒に帰ることが多いので、午後2時ごろ行くと実態がよくわかります。

 一方、保護者が「ウチの子に、この中学を受けさせたい」と思っている場合は、10時30分か11時に見学を始めるのが最適です。学校に好感を持ってもらうことが第一の見学なら11時前がベストです。
 9時ごろの開場に並んで入っても、客が少なく閑散としている上、まだ準備が出来ていない団体もあり、印象はイマイチです。
 終了間際だと、飲食店は品切れ、お化け屋敷は長蛇の列、生徒はだれて廊下に座り込み、校舎もごみが散らばって汚くなり、マイナスのイメージを持ちやすくなります。
このため、「11時までに入場、30分展示を見て、12時前でまだあまり混雑してない飲食店に入り、その後また展示を見て回り、学校を出るのが12時30分か1時ごろ」、というのが、受験生に良い印象を持たせるベストの見学の方法といえます。