


女子校文化祭に行く男子生徒向けページ(1)
文化祭に出かけるまで
(1)女子校は警備が厳重
女子校の文化祭は、かなり厳重な警備と規制の下に実施されていることを、最初に知る必要がある。
女子生徒と知り合うだけでなく文化祭を抜け出させて「お持ち帰り」しようと企てる者もいるかもしれないし、最近問題になりつつある「盗撮」目的の者も来ると思われる。10年以上前には、女子校文化祭に来場した男同士が、肩がぶつかったといってケンカになり、刺されて死者が出たという事件もあった。保護者の中には「変な男子とつき合わせたくない」ので女子校に入れている人もおり、ガラの悪い男が見学しているだけで、問題を起こさなくても学校側にはイメージ低下の被害が及ぶ。
というわけで、入場券などで入場規制を行っている女子校が多い。入場券がなくても小学生を連れた保護者は「受験のための見学」と言えば入場できることが多いが、高校生や大学生くらいの男子は入れないことが多い。
「入場券が手に入った」「入場券ナシで入れる学校を見つけた」場合でも、警備員・先生・在校生の保護者が、かなり頻繁に見回りしている。来場者に和やかな雰囲気で見てもらうように、関係者はニコニコしているが、不審な行動を取る者に対してはすぐ対応してくるはずだ。悪質な行為はもちろん、紛らわしい行為は絶対に避けるべきだ。
(2)文化祭の日程を調べる
文化祭がいつ開催されるかを、知る方法を紹介する。
★学校のホームページ★
インターネットのホームページには、学校の紹介が載っている。中学がついている私立女子校は、生徒募集の宣伝のために文化祭などの公開行事の日程は、たいてい載っている。親切なホームページでは、公開時間やイベントの紹介も載っているので便利。
最寄り駅と駅からの道が分からない場合は、地図が載っていることが多いので、便利。また、深夜に情報を仕入れたい時にも便利。
★受験生向け出版物★
受験生と保護者向けの雑誌・書籍に、文化祭の日程は掲載されている。
なかでも、6月中旬から下旬にかけて「声の教育社」「学研」「旺文社」から、文化祭・体育祭・入試説明会などの学校行事を紹介する出版物が1冊800円くらいで例年発売される。これには、東京周辺の私立はほぼ全部、都立県立高校もかなり紹介されていて、非常に役立つ。ただし、受験生向けの出版物のため、一般の人が入れるかどうかは、当てにならないので注意。
★直接の電話は避けたほうが良いかな?★
学校側に手数をかけるので、出来る限り避けて他の方法を利用したい。どうしてもという時は、直接電話して聞くのも1つの方法。
ちなみに私は大学生からアルバイト応募の電話を受ける仕事もしていたが、応対に困る男子が目立つ。
「多くの男子は何を聞きたいのか要領を得ない。」「更に声(特に語尾)がボソボソと聞きとりにくい。」
電話の印象が悪いと、警戒されて教えていいことも教えてくれない可能性が高いので、明るくハキハキと電話できる人だけにしかすすめられない。
(3)入場券を手に入れる
入場券が不要の学校もあるが、それ以外の女子校は入場券が必要だ。
これは、直接知っている知り合いから手に入れることになる。「友達のまた友達」から譲ってもらうような方法は、感心できない。来場者がトラブルを起こしたら、入場券を渡した生徒に責任が及ぶので、直接知らない人に渡すのは、ものすごく不安なのである。(断られて当然とも言える)
高校生なら、たとえばこんな方法が取れる。
1学期のうちから電車などで小中学校や塾での同級生に会ったら、「文化祭の時、チケットもらえない?」と頼んでおくことだ。元同級生で少なくとも乱暴なことはしないとわかってる人になら、譲ってくれるかもしれない。
自分の学校の文化祭が比較的早くに行われるのなら、自分の文化祭を元同級生にPRする方法がある。「9月11.12日は僕の通っている××大学付属高校の文化祭です。2年B組では喫茶店をやり、僕は店長になったので来て下さい。コーヒーオマケします!」なとどPRする葉書を出すのも有効だ。ついでに「女子校の文化祭に行きたいので、譲ってくれるのならメールください」と付け加えておく。
(4)行くのは同級生と
文化祭に一緒に行くのは、同級生が最適だ。上下関係がある先輩後輩と行くのは、良くないと思う。先輩後輩の関係だと、先輩が行きたいところに行って後輩がついていくことになってしまう。後輩はあまり自由に回れない。お互いストレス溜めないためには、対等の立場の同級生が最適だろう。
人数が多いと、威張っているボスの後ろを、パシリがついていくように映る。ボスは怖いしパシリはみっともなく映ってしまうので、明らかに損だ。
(5)便利な持ち物
「折りたたみ傘」・・・文化祭シーズンは、途中で雨が降ることがある。近くのコンビニでは傘が売り切れとなりタクシーもなかなか来ない。
「小銭」・・・・バスなどの交通、焼きそばなどの模擬店で使うのに、小銭がないと不便。
「袋」・・・きれいなレジ袋か紙袋を用意しておくと良い。上履きを借りて校内を見る学校もあるが、袋がなかったり持ちにくかったりする。
「学生証」・・ごく一部の女子校だが、学生証(生徒手帳)を持っていけば、入場制限がある女子校の受付を通りやすくなるという話を聞いたことがある。
※カメラは持っていかないほうが良い。女子校は入場券ナシで入れる学校でも、撮影は禁止されている学校が目立つ。直接禁止されていなくても盗撮が疑われる時代だけに、カメラの持ち込みは避けたほうが無難だろう。
(6)当日の服装
大事なのは、不快感を持たれない上品な服装・髪型にすることだ。理由はいくつかある。
(1)チケットを持っていても異様な服装だと、入口でチェックする先生に入場を断られても仕方が無い。女子校の先生は、日常的に「ピアス・パーマは禁止!
髪を染めるな」などと!厳しい生活指導をしているので、服装に関しては大変厳しい価値観を持っている。だから「わざとボロボロに穴を開けたGパン」「ズボンをわざとズリ下げた着こなし」くらいでも、断られても仕方ない。
(2)「茶髪のほうがカッコいい」という女子生徒もいるが、「茶髪=不良」と考える真面目な女子もいる。そうすると、茶髪の生徒とニコニコしながらメルアドを交換していると、先生はもちろん真面目な友達からも、冷たい視線を浴びかねない。
(3)文化祭当日の女子は、制服着用である。(私服の一部高校は別だが) だから女子が制服で、男子が「ぶっとんだ服」では、雰囲気に合わない。