Iスカートが短い

文化祭で校舎を走り回っている女子のスカートが、ものすごく短くて、スカートの中が見えてしまいそうです。こういう学校に入れていいものか疑問に思えてしまいます。

長さだけに注目しないで

 この場合、大事なチェックポイントがあります。
 まず、この短さは学校が決めたものなのか、生徒が自主的に変えているものなのかという点です。学校が作って配っている案内書には、大抵制服の写真が載っていますので、それと比べるとわかります。学校の案内にある長さでも短すぎると思うのでしたら、当然受験はさせなければいいでしょう。
 次に、女子生徒が活動する姿勢です。
 パンツが見えてしまうかどうかは、スカートの短さとももちろん関係しますが、歩いたり座ったりする姿勢に大きく影響されます。短いスカートでも背筋を伸ばして歩き、上品に座れば、全くと行って良いほど見えることはありません。長めのスカートでも、下品な座り方をすれば見えてしまいます。
ですから、短いスカートの登場は、女子生徒の動きが上品になり姿勢が良くなったので、評価すべきなのかもしれません。
 共学校の場合、男子の視線も重要です。男子校の校舎は、ミニスカートの女性が階段を上り下りするのを想定しないような階段の構造になっていることもあり、階段を上る女子の後で、男子が姿勢を低くしてのぞき込む光景に、たまにでくわします。
 しかし、公立の学区トップ校に代表されるまともな共学校では、こんな場面には出会いません。それらの高校の中にもスカートが結構短い高校があり、女子が階段を駆け上がることは頻繁にあり、のぞきこもうと思えば可能なのでしょうが、まわりの男子は全く気にしません。(公立トップ校は、男女の区別をあまり気にしない平和な学校が多いのです。) ところが、ひどい共学校では、同じ学校の男子が、顔を床にピタッとつけてスカートの中をのぞき込み、「くそー、惜しかったなあ。もう少しで見えたのに。」などと大声を出すのです。そういう共学高には、娘はもちろん息子も入れたくないでしょう。

 
 ここ数年、体育で使うような短パンをスカートの中にはく女子が増えています。これは違和感がある人も多いのでしょうが、色々な考え・美的感覚がありますので、決め付けていいか微妙なところです。ただし、これで安心して、背中を丸める、床に座り込むなど姿勢を崩すことが多いのは、どうかと思います。ちなみに、長いトレーニングパンツをミニスカートと同時に着用しているある生徒いわく、「短パンをはいても超ミニスカートだと男の視線を感じるが、長いとジロジロ見られなくていいので自衛策」だそうです