


男子校文化祭に行く女子生徒向けページ(2)
文化祭は、こう見る
(1)まずイベントの時間をチェック
パンフレットを受け取ったら、演劇・演奏・招待試合などの時間限定のイベントが何時に行われるかをチェックしてください。展示は基本的には常に行っているので、興味あるイベントの時間をチェックして、それ以外の時間に展示を見ると良いでしょう。
(2)パンフレットなしで見て回る
いざ、校舎内を見学、という場合、初めからパンフレットを見てじっくり見るのも良いけど、正直言って面倒。パンフレットを見ても、慣れない男子校の校舎では、現在どこにいるのか分かりにくく、パンフレットで確認しながら見て回るのは、逆にシンドイのです。
そこで、とにかく校舎をはしから順番に見学していくのが良いと思います。一通り見た後で、何か興味ある団体をうっかり飛ばしていないかチェックすれば良いのです。
無難なのは1つの校舎の1階を見て、その次2階、そして3階と上がっていく方法。一気に4階よりは疲れないし分かりやすいでしょう。
(3)初心者は文化部にも
「男子校文化祭は始めて」とか「男子と話したことなんてほとんどない」という人は、文化部の発表がお勧め。文化部の発表は、受験生も保護者も歓迎なので、イキナリ「メールアドレス教えて」などと言われる心配はない。刺激が強くないぶん初心者にはお勧めできる。まあ何分か説明しているうちに「その制服は××高校でしょ?」などと話が弾む時もあるようですが・・・。
(4)装飾は期待しないで
男子校の文化祭の欠点は、室内装飾が弱いことです。女子校は装飾がしっかりしているので、殺風景に見えますが、男子校はほとんどこんなものです。廊下や教室がバッチリ装飾されているのは、駒場東邦などごく一部の学校だけです。
(5)学校内で食べる
正直言って、男子校の文化祭で美味いものは期待しないほうが良いでしょう。しかし、雰囲気で味わうのです。コンビニで買って自宅で食べるとマズイと感じる焼きそばでも、作り立てで独特の雰囲気の中で食べれば、そこそこの出来に感じるから、あら不思議!!
文化祭はその学校の生徒との交流が大事ですので、帰りに駅前のファーストフードに寄るなら、学校内で味がイマイチのものを味わいましょう。食べれば、作った人と話をする機会ができて、面白いと思います。
PTAや母の会、出入り業者が作る食べ物より、生徒が作ったものをぜひ食べたいものです。
(6)次にどうするか考える場所
文化祭を一通り見て、さて次にどうするかを考える場所について。
一通り見学した後で学校内の喫茶店に座って考えるのがベストでしょう。屋外ステージのイベントを見ながら考えるのも良いと思います。
階段や廊下で「帰りにどこか寄る?」などと立ったまま話し合うと、通行の邪魔になり気分的にもめげます。
時間があれば見落としがないかもう一度校舎を一通り回るのもいいでしょう。1時間前はやっていなかったイベントが始まったり、案外無駄にはならないものです。
(7)時間があれば後夜祭も
文化祭終了後の4時か5時ごろから後夜祭(学校によって名前が違う)を開く学校があります。たいてい面白く見応えがあります。最近はフォークダンスは見られないものの、ステージで様々なイベントが実施されます。
たとえば2時間の後夜祭なら、バンド演奏の時間は30分程度しか確保できません。来場者が多いだけにバンドを組む人は希望する人が多いので、出演できるバンドは、うまく人気があるバンドになるはず!
男子生徒と来場した女子が午前中に話で盛り上がっても、簡単に学校外に出るわけにはいかず、メールアドレスを教えて「後日連絡取り合おう」となります。しかし後夜祭の前後だと、「後夜祭が終わったあとロッテリア行かない?」と誘いやすいので、学校によっては『ナンパタイム』になるのです。
多数の文化祭の日程が重なる秋は、後夜祭目当てに来る慣れた人もいます。一番期待する学校は午後、そうでない学校は午前中に見に行くことになります。