文化祭企画案内@「アーチ」

 文化祭当日、高校の入り口に作られていて、来場者が最初に目にする「文化祭の顔」が、「アーチ」。それだけに非常にやりがいがある。実行委員会が直接製作することも多いが、クラスが担当することもある。
 材料は、作りやすさ、予算、安全性などを総合的に考えると、木材の利用が原則だ。そのため球形の物は作りにくい。
 特に注意する点として、強風に備えて安全面に注意することと、防犯上夜間は校門を閉めるので何日も前にアーチを設置できない高校があることだ。
 なお、写真の多くは、浦和高校、川越高校などの埼玉県の高校だ。埼玉の高校は文化祭に熱心な高校の割合が日本一と言っても過言でないので、ここでも多く紹介する。

その1「建造物を再現」
実在する建造物を再現したアーチ。長所は、何を作ればいいのかが明確な点。欠点は、予算や準備期間が短いなどの理由で上手いものができないと実物と比較されて、見劣りしやすい点だ。完成図をイメージしやすいので、成功すれば大いに評価されるが、うまくいかないと批判されやすい。建造物を再現するアーチを作る場合は、必死に頑張る覚悟が必要になる。



その2「デザイン」
多くの高校で作られている一般的なアーチの形。来場者がくぐる門に、絵やデザインを取り入れて、創造性を大切にする文化祭らしいイメージを作り出す。
基本的には平面のアーチになる。立体的なアーチは、作るのが難しいので、平面にして、その分デザインに力を入れるのが無難だと思う。


その3「乗れるアーチ」
頑丈に作れば、人が乗れるアーチになる。人が乗れるアーチになると、アーチは入場した時にチラッと見られるだけの存在から、注目度が上がり、一つのアトラクションになる。
クラスで作る場合は、文化祭当日は何もする仕事がなくなるが、当日も行列整理や監視やPRなど、やりがいのある仕事ができる。




その4「入口の大装飾」
アーチといっても、くぐる形にこだわる必要はない。くぐらなくても、文化祭をしていることをアピールする大きな装飾を入口付近に作れば、アーチの代わりになる。